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お口あそび

皆さんはどんな口あそびしていますか?

· お口あそび,小児,口腔,舌,言語聴覚士

子どものお口

 「食べること、話すこと」のFacebookページでシェアした記事に「子どものお口あそび」について書かれています。

  

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 乳幼児の時からいろんな「お口あそび」をして口腔機能も育っていきます。一方で何かしらの診断のない健常者(児)であっても、口腔機能には意外とバラツキがあります。

 いつまでも好きなものを食べたい、いい声でしゃべりたい、自然な笑顔で笑いたい、もっと自由にトランペットの演奏をしたい。

 これらの活動には口腔機能が関わってきます。小さい時から食べる、話す、お口あそびなど様々な活動を通して口腔機能を育てていきたいものです。

 さて、皆さんはどんなお口あそびをしていますか?

僕のお口あそび

 口腔機能の育成は何も子どもたちだけが行うものではないと考えています。年齢関係なく口腔機能は変化していきます。ただし折角、口腔トレーニングを行うのであれば個人的には楽しい方がいいです。そんな僕も30歳をすぎましたが日ごろお口あそびをしています。

① 口琴

 口琴は形を微妙に変えて世界中にある楽器です。どこの国が発祥なんでしょうね。

 声帯の変わりのような楽器で、口にくわえた状態で指で口琴を鳴らします。その時に口腔内の形(例えば舌の位置)を変えると、音色が変化します。人工喉頭のように口琴を使って発音することもできます。

 たとえば舌を上顎方向に持ち上げたり、下顎方向へ下げたりと動かしていくと、音が高くなったり、低くなったりするので面白いです。

 口琴を使っていろんな音色を出したくて試行錯誤していると、楽しみながらも口腔トレーニングになっています。下の動画は僕が口琴を知るきっかけとなった倍音ケイイチさん。福岡を拠点に活動されてますが、ぜひ生の演奏を聴いてほしいです。

② 倍音発声

 Facebookで見つけた倍音で歌っている歌手の動画。これを見た時に「やりたい!」と思って練習を始めたのが2019年5月。

 少しずつ倍音発声のコツをつかんできて感じるのは、倍音発声を行うためには外舌筋、内舌筋の機能や舌と下顎との高い分離機能が必要ということ。倍音トレーニングからも口腔のことをいろいろ教えてもらいました。

 楽しく練習を行いながらも、かなりの口腔トレーニングになっているのを感じます。

おわりに

 声優の藤本京さんの刺激をうけて「自分の声をもっと良くしたい」と思い、声と口腔の関係を自分で試行錯誤しながらトレーニングしていたのですが、それもお口あそびですね。ギターの弾き語りもしているので、それもお口あそび。

① 目的がある

② やっていて変化を感じられる

③ 何かしらの気付きがある

④ 楽しい

 僕が取り組んでいる「お口あそび」はこのような共通点があるようです。少なくとも口腔トレーニングが目的にはなっていません。楽しく取り組んで結果的に口腔機能も上がっているように感じます。

 

 皆さんはどんなお口あそびしてますか?